『就職情報サイトの見直し』―絶対に押さえておきたい3つのポイント―

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吉村 昌平

B!

多くの企業様が活用している『就職情報サイト』。十分に活用できていますでしょうか。効果最大化を図るためにも就職情報サイトの活用法を見直してみませんか。今回の記事では、ターゲット学生と出会うために就職情報サイトを活用する上で重要な3つのポイントについて解説いたします。

目次

  1. 学生にとって『就職情報サイト』とは
  2. ターゲット学生と出会うために絶対に押さえておきたい3つのポイント
  3. さいごに

1. 学生にとっての『就職情報サイト』とは

広報解禁となる3月以降に学生が新たな企業を探す際に使うツールは圧倒的に「就職情報サイト」となっています。3月だけでなく、4月以降も就職情報サイトが最も活用されており、企業を発見する上で欠かせないツールとなっています。

出典:キャリタス就活2024 学生モニター調査(2023年3月)


そして、就職情報サイトでの企業広報の発信の工夫の仕方次第で採用ターゲットとの “いい出会い” に繋がるのではないのでしょうか。それでは、続いてターゲットの学生に出会うために就職情報サイトを活用する上で重要な3つのポイントについて確認していきたいと思います。


2. 絶対に押さえておきたい3つのポイント


【1】自社ページ訪問者数
 
自社は発見・訪問されているか

まずは、第一関門であるターゲット学生に自社が発見されしっかりと自社ページへ訪問されているかを確認しましょう。そもそも自社ページへの訪問者が少ないという場合には純粋に自社ページへの発見導線を増やす必要があります。下記のような各サイトの検索上位アルゴリズムに沿って原稿を更新したり、DMやバナーなどのプッシュ型施策の検討することをおすすめします。



もし、既にプッシュ型の施策を実施済みの場合は、DMであればメール文面の内容の見直しを、バナー広告であれば広告のコピーやデザインなどの見直しが必要かもしれません。



【2】エントリー率 ―訪問者に魅力付けができているか

自社ページへの訪問者数は十分なのにエントリーに繋がっていない場合は自社の魅力が十分に伝わらず、離脱されている可能性があります。ある調査ではユーザーはファーストビューを3秒で判断し70~90%は離脱するとされています。だからこそ、まずはファーストビューをしっかりと充実させることが重要です。また、下記の調査データを参考にしながらターゲットの学生が欲しい情報を提供できているか、伝わる訴求内容・ビジュアルとなっているかを再度見直すとよいかもしれません。

出典:キャリタス就活2024 学生モニター調査(2023年2月)


また、「動画」の活用も有効です。日常生活に動画が当たりまえのデジタルネイティブ世代にとって、企業のPRページに動画がないことの方がむしろ違和感があるかもしれません。そして、1分間の動画は一般的なWEBページの3,600ページ分の情報量を伝えることができると言われています。テキストや写真だけでは伝えづらい「社風」や「社員の魅力」を伝えるにも動画が適しています。ファーストビューで自社の魅力をできるだけ短尺で最大限に訴求できる動画を掲載し魅力付けを図ることもおすすめです。



【3】イベント予約率 ―「参加したい」と感じる内容か

イベント予約率については、就職情報サイト内での広報や活用よりもインターンシップや説明会などのイベントそのものが学生が「参加したい」と感じる内容となっているかが大切です。学生が参加したいイベントの上位の要素としては、「業界・企業概要を理解できる」「仕事内容を理解できる」「社員・内定者と交流できる」「実際の職場を見ることができる」が挙げられます。業界や企業、仕事内容を知ることができることはもちろん、社員や内定者との交流や実際の職場を見せる機会をつくれているかを確認しましょう。

出典:キャリタス就活2024 学生モニター調査(2023年3月)


また、開催時間にも配慮が必要です。リアル開催やオンライン(ライブ配信)の場合は30~90分、オンライン(収録型)の場合は60分未満が適切のようです。

出典:キャリタス就活2024 学生モニター調査(2023年4月)


そして、興味を持ってくれた学生がより予約や参加しやすいようにイベント受付画面などで事前情報は丁寧に案内をしましょう。受付・入室開始の時間や当日の服装についてご案内をしたり、オンライン開催の場合はカメラON/OFFについても丁寧にアナウンスすると優しいですね。

3. さいごに

いかがでしたでしょうか。上記3つのポイントをご確認いただき、改善すべきところなどございましたでしょうか。
ぜひこのタイミングでチェックを行い、取り組めるところから改善していきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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